From the blog

Boom Technology社がRescaleとの戦略的パートナーシップによって空の旅を刷新

Rescale, Inc.のプレスリリースからの抄訳です。英文リリースは以下をご覧下さい。
Boom Supersonic is Reinventing Air Travel by Strengthening its Strategic Partnership with Rescale
Boom delta wing
Boom Technologyは、超音速旅客機の設計と最適化にクラウドのHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)の力を活用するため、Rescaleとの戦略的パートナーシップを強化しました。
1960年代に次世代の高速大陸間飛行のために計画された世界初の商用超音速機コンコルドは、超音速における抵抗を低減するために翼の幅を短くするよう設計されましたが、着陸速度および離陸速度で揚力を誘発する空気の渦を生成するために長い三角翼になりました。これは驚異的な技術でしたが、飛行に掛かるコストが高く、100席しか座席を設けることができなかったため往復航空券が2万ドルにもなってしまい商業的には成功しませんでした。結局はエアバス社が部品を供給することができなくなったことが要因で2003年に最後のフライトを迎えましたが、技術の発展ではなく、後退というレアなケースとなってしまいました。
その14年後、Boomは超音速旅客の夢を再現し、パリエアショーで改良型のXB-1超音速デモンストレーターを展示しました。今回のデザインフェーズは、1960年代とは大きく異なっています。 RescaleのターンキークラウドHPCプラットフォームを活用したBoomは、大規模な計算インフラストラクチャー上で流体力学(CFD)と有限要素解析を実行し、設計の各段階で数千のシミュレーションを実行します。このオンデマンドでIT資産保有が不要の計算実行環境によって、リーンなスタートアップ経営を実現できると同時に、世界で最もパワフルなコンピューティングクラスターで高性能の仮想プロトタイプモデルをシミュレーションおよび最適化することができます。
Boomの製品開発サイクルは、ほぼ完全にシミュレーション主導型で、初期のハイレベルコンセプトからエンジンの可変吸気形状などの詳細設計まで、Rescaleプラットフォームを採用しています。また、パイロットがフライトシミュレータを使用してさまざまな飛行条件をテストした結果をシミュレーションへフィードバックし、要件に磨きを掛けるのに役立てています。このアプローチにより、複雑なシミュレーションツール間で膨大な量のデータが生成されますが、Rescaleの開発チームは、Boomと協力して効率的なデータ管理ワークフローを開発するのを支援しました。たとえば、複数のツール間で結果を自動的にプラットフォーム上で視覚化しリモートデスクトップのポスト処理を行うことにより、プロジェクトを前進させるために必要な主要な結果のみが転送され、すべての関係者がすべての段階で十分な情報を得られるようになりました。
「RescaleのクラウドHPCプラットフォームを使用することで、シミュレーション主導型の設計が製品設計段階全体にわたってが可能になりました。 」Boomの共同創設者兼CTOであるJoshua Krallは次のように述べています。「私たちのチームはシミュレーション結果を迅速にプロセスのすべての関係メンバーに広め、迅速に進行させることが可能になりました。 これはBoomのようなハードウェアテクノロジーのスタートアップにとって大きなメリットで、様々なパートナーのネットワークと協力して、初めて作り上げる高度で安全性の高い製品を、設計とシミュレーション通りに正確に製品化するために必要です。」
「Boomとの共同作業は、優れた双方向の双方向の開発プロセスでした。」と、Rescale CEOのJoris Poortは述べます。 「Boomは、Rescaleプラットフォームの柔軟性とスケーラビリティを活用して、クラス最高のソフトウェアシミュレーションやクラウドHPCインフラストラクチャーへのアクセスが可能になり、また、Rescaleもプラットフォームユーザーの日常的なワークフロー要件とバルクシミュレーションデータの効率的な解析手法に関してBoomから学びました。」
Boomは、直近の$ 33MシリーズのAラウンドの資金によりXB-1デモ機を現在建設中で、パリ・エアショーで最新デザインを発表しました。
Boom Supersonicは米国デンバーを拠点とするスタートアップ企業で、ビジネスクラスの運賃の運行が可能な経済的なマッハ2.2旅客機の設計製造を始めとし、地球のあらゆる場所へ移動する際の障壁を取り除くことに専念しています。Boomは、8VC、RRE、Lightbank、Y Combinator、Caffeinated Capitalなどのベンチャーキャピタル企業、また、Sam Altman、Paul Graham、Greg McAdooなどのエンジェル投資家の支援を受けています。詳細については、boomsupersonic.comをご覧ください。

Related articles

Rescaleとプロメテック・ソフトウェア、流体解析ソフトウェアParticleworksを Rescale のクラウドHPC プラットフォームがサポートすることに基本合意

Rescale Japan 株式会社(代表取締役:福田敦彦、本社:東京都渋谷区、以下Rescale)とプロメテック・ソフトウェア株式会社(代表取締役社長:藤澤智光、本社:東京都文京区、以下プロメテック)は、プロメテックが開発する粒子法(MPS 法:Moving Particle Simulation)の理論に基づく流体解析ソフトウェアParticleworks をRescale が提供するクラウドHPC プラットフォームScaleX でサポートするパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。今後、両社は本格的なサービスインへ向けて準備を開始いたします。

read more »

エンタープライズクラウドHPCプラットフォームを提供するRescaleが、3,200万ドルの資金調達を実施

より安全で、かつ迅速なPaaSプラットフォームへの製品開発を強化 クラウドにおけるエンタープライズ・ビッグコンピューティングのリーディングカンパニーであるRescale, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、共同設立者兼CEO:Joris Poort、以下、「Rescale」)は、3,200万ドルのシリーズB第三者割当増資を完了したことを発表いたしました。過去ラウンドを合わせると総調達額は5,200万ドルとなります。 Rescaleは、 2017年において世界で最も急速に成長しているエンタープライズソフトウェア企業の一つで、毎月30%の伸びを達成しています。

read more »